FEC1回目副作用〜2週目
1週間が過ぎ、貧血もおさまりました。気持ち的にも元気になり、これは副作用も終わりかな?と多少過信していのかもしれません…
2週目の副作用は以下の通りです。
*発熱
12日目に発熱。
朝起きると37.3℃。微熱だしと出勤したのですが、昼頃には37.8℃。やばい…
即帰宅したものの、熱は38.7℃までぐんぐん上がり、カロナール服用。
担当医に電話したところ、近くの内科でインフルエンザの検査をして、いずれにせよ処方薬を普通に飲んでくださいとのこと。
そもそもインフルエンザ流行中のこの時期に免疫力の落ちた体で内科なんて絶対行きたくないし、熱以外に関節痛や喉痛などのインフルエンザの症状が無いということは、骨髄抑制としか考えられない。よって内科には行きませんでした…
13日目は37.1℃。解熱剤はいらないまでも引き続き引きこもり決定です。
昼頃には36.5℃まで下がりましたが、午後になると又発熱。
本当に言われた通りの副作用がくるものですね。
14日目、朝は平熱でスタート!ようやく抜けたかと思ったのですが…
午後からぐんぐん上がって38.2℃。
38.0℃超えたら解熱剤を飲むと決めていたので、即!もう毎日でイヤになります…
私の白血球はどこへ旅に出ているのでしょうか…
そして2週間となる15日目。
朝から37℃前後ではあるものの、大きく発熱することはなく、ようやく落ち着いたようです。ほっ。
*口角炎
一度口角炎になりました。
思いっきり口開けてパンを食べたら、ピリっといっちゃいました。
soaptopiaのシアバターをすり込み、マスクをしていたら1日で治りました。
http://soaptopia.jp/products/shea-butter
*臭覚過敏
何の匂いを嗅いでも、「くさ〜」ってなりました。特に電車内で近くにいる人のタバコの染み付いた服の匂いとか、香水の匂いとか、もう何もかもが!!
大好きだったセロリの匂いもダメになりました。これ悲しかった…
セロリのスープ、匂いで美味しく感じられなくて、カレー粉入れてカレーにしたくらい。
嗅覚も変わってしまう抗ガン剤、恐るべしです!
そんなこんなで魔の2週目が終わりました。
熱のことしか記憶ない。ずっとベッドにいたので化石になるかと思いました。笑
FEC1回目副作用〜1週目
FEC副作用の記録です。
翌日から4日目までの、副作用は以下の通りです。
*便秘
便秘などしたことがない私にとっては地獄でした。便秘の人の気持ちが初めて分かりました。酸化マグネシウムを飲んだことと、デカドロンの服用が終わったことで自然に解消しました。
*胃のむかつき
吐き気は無かったのですが、空腹時に胃がムカムカしてしまい、少し気持ちが悪くなりました。食べ悪阻みたいな感じでしょうか。ミカンやイチゴ、梅昆布茶に助けられました。
*倦怠感
3日目くらいから何だか怠いなと感じ始めました。眠気に襲われ、気付くと寝てばかりでした。
5日目からの副作用は以下の通りです。
*ホットフラッシュ
急激に体温が上がり、動悸が激しくなることが4日目から急に始まりました。その瞬間はとにかく気持ちが悪く、滝のように汗が出るので、おさまる頃には寒くて死にそうになりました。ホットフラッシュが始まって4日ほどで緩やかにおさまっていきました。
*悪寒、低体温
とにかく寒かったり、体温が34℃台になったり、震えるくらい冷えることがありました。ホッカイロを貼り、布団を被り、お風呂に浸かり、何とか温まろうとしました。こちらも4,5日経つにつれて回復していきました。
*貧血
一番辛かった副作用です。5日目あたりから急に始まりました。立ち上がるとクラクラしてしまい、夕方にはフラフラで仕事から帰り、夜はずっと横になって血の気が戻るのを待ちました。
その後1週間くらいかけて緩やかに回復しました。白血球が減少するとこうなるのかということを体感しました。
ちなみに私は、金曜日に抗ガン剤投与を行い、週末様子を見て月火は在宅勤務、水曜から出勤しました。
本当に読みが甘かったのですが、最初に吐き気などが無かった為、私は副作用軽いタイプなんだ!と思ってしまいました。しかしそんなことなかったのです…
水木と貧血と戦いながら、意識が朦朧としながら働き、金曜にダウン。
仕事に行かなきゃという思いと、自分のあまりのポンコツ具合に涙が出ました。なんで私だけこんな思いしなきゃいけないのと…ネガティヴになったりもしました。
でも1週間を過ぎた頃、パーっと体調が良くなり、それに伴いメンタルも元気になりました。単純…
しかしです。
この後、骨髄抑制という副作用が出てくることで、再度メンタルはどん底に落ちます…
FEC1回目副作用〜当日
初回の抗ガン剤ということもあり、とにかく副作用に怯えていました。
いろいろな方の経験談によると、当日の夜はとにかく気持ち悪くて吐き続けるイメージが…
まず当日は、病院を出たときは全く持っていつも通り元気でした。お腹が空いてグーグーいっており、先生にご飯を食べていいか確認したところ、全然食べていいとのことだったので、すぐランチを食べたくらいです。笑
その後、実家に帰り副作用に備えます。
疲れていたので、お昼寝を。
お昼寝から起きると抗ガン剤投与6時間後。そろそろ副作用くるかなと思ったのですが、またお腹がグー…
嘘でしょと思いながらも、空腹には勝てず普通に夜ご飯を。とはいえ、刺激物は控え和食中心です。しっかり食べちゃったけど。
多少足がビリビリと痺れる感覚があったのでメディキュットを履き、いつ気持ち悪くなるか分からないので、寝れる時に寝ようと思い早めの就寝。
結果、朝までぐっすり。
足の痺れも朝には解消していました。
抗ガン剤初回当日は、幸運にも目立った副作用はないという結果になりました。
FEC1回目
私の抗ガン剤治療は、まずはFEC を4回やってみましょうということでした。
3週間おきに通院でFEC の点滴を受けます。
いろんな人のブログを読んだりして予習したけれど、入院して行っている人が多いようなので、本当に通院で大丈夫なのかしらと少し不安でした。
当日は、点滴1時間前にイメンドカプセルという吐き気を予防する薬を飲みます。
点滴は1時間くらいかけて、数種類の点滴を行います。抗ガン剤以外に吐き気止めや生理食塩水も点滴します。
人によっては点滴中に具合が悪くなる人もいるようですが、全然大丈夫でした。
点滴中は携帯でニュースを読んだり、友人へ実況中継のLINEを送ったりして過ごしていたら、あっという間に終わりました。
その日は、残りのイメンドカプセル2錠と、その後の吐き気を止めるデカドロンを3日分、そのほか薬をもらい、病院を後にしました。
費用ですが、診察、点滴、内服薬すべて含めて、この日の支払いは23,000円でした。
高いのか安いのか分からないけど、思ったより安く済んだ気がしてしまった。この倍はかかるだろうなって勝手に考えてたせいですが。笑
でも4回で10万円と考えると、結構な金額ですね!節約節約。
打ちあける*家族
最後の打ちあけの砦、家族。
これが一番、私にとってはハードルが高く、最も辛い告知です。
早くに父をガンで亡くし、一昨年は母もガンに。幸い、母のガンは手術で取って完治したのだけど、次は私の番だなんて。
なんてこった、また母あんなに辛い思いをさせるのかと思うと、本当に死にたくなります。
それでもやはり隠し通せるとは思わない。もう言わないわけにはいかないので、週末実家に帰り、夜も更けた頃に打ち明けました。
頼むからパニックにならないでほしいということと、私の意思を尊重してほしいことをまず伝え、現在の状況と今後の治療法について説明しました。
驚くべきことに、母はパニックにはなりませんでした。
どうやら周りにいっぱい乳がんサバイバーがいるようで、治る病気であるという認識があるようでした。
子離れ出来てない、依存度高めなところがあるので、この世の終わりだ!みたいになるんじゃないかと、それが心配だったけど、ただ「大丈夫よ!全部応援するからね!」と何度も何度も言い続けていました。
私からのお願いは、健康食品とかそういう余計なことはしないでほしいというのと(←やりがちなんです、うちの母。笑)ただそっと見守ってほしいと伝えました。
母には本当は何度も言おうと思った。でも悲しませたくなくて言えなかった。
でもそれって私のエゴだったのかも。
母はいくつになっても母だし、家族なのだから、何でも受け入れてくれて、一番の味方でいてくれる存在だったってことを忘れていました。
正直、ガンになって、一番しんどかった瞬間はここです。え、ここ?って思われるかもしれないけど…これがストレスで悪化してても驚かない。
ここをクリア出来たんだから、あとは自分と向き合って頑張るのみです!
おおげさだけど、人生で一番頑張ったかもしれない☻
支度は整った、これで何の迷いもなく抗ガン剤と向き合えます!!
打ちあける*友人2
もう1人の友人にも打ちあけることにしたのですが、やっぱり勇気が出ない。
職場も同じ子だから、言おうと思えばいつでも言えるのに、毎日顔合わせるからこそ、言えない。
今まで旅行にご飯に一緒にいろんなことをしてきた。出会ってから遊びすぎて、会社の同僚とは思えないくらい。
これからもいっぱい遊びたいけど、しばらく無理できなくなるから言わないと!
初回の抗ガン剤治療の日が迫ってきて、もう時間がないと思った日、夜電話をすることにしました。
いつも通りドラマ見て、あーだこーだいって、その流れで。
電話だから、思ったより落ち着いて話すことが出来たし、ちゃんと言えてよかった。
電話の向こうで号泣している姿を想像すると心配でたまらなかったけど、早く治して旅行とかまた一緒に行きたいしね。
翌日会社で見た泣きはらした顔は、確実に私のせいだと分かった。
本当に見ていて辛かったけど、私のために泣いてくれるなんて、本当にありがたい。
絶対治してその時思いっきり一緒に笑うんだ!そのために頑張るんだ!
打ちあける*友人1
抗ガン剤治療を始めるにあたり、2人の友人には知っておいてもらおうと思いました。
2人ともとても大切で、絶対辛くなる今後を考えて、支えてほしいと思ったから。(絶対支えてくれるとも思ったし☻)
私の元気な時には、これからもご飯食べに行ったりしたいし、他の仲間との集まりを欠席するときのアリバイ作りにも協力してもらわなきゃって。笑
それでも言い出すのはかなり勇気が必要で、まずはLINEで話があると送ったものの、ひよってメッセージ削除する始末。
でも通知が消えてなくてバレてしまい、話聞くよと連絡が。
夜ご飯を食べに行ったけど、思ったより近くに人がいて言い出せない。どうしようどうしよう。
お店を出て、路地を歩きながら、思い切って言いました。
「落ち着いて聞いてほしいんだけど、私、病気なんだって。乳がんなんだって。」
あー言ってしまった、大丈夫かしら…
「えっ!!うそ!!でも治るよね!!なんかそんな気する!私にはそうとしか思えない!!だから泣かない!サポートする!
隠されないでよかった、一緒に頑張りたいから!言ってくれてありがとう!」
号泣するだろうな、悲しい思いさせるだろうな、なんて言ってあげよう、なんてずっと考えてた私。
その瞬間の友人の反応に救われました。
友人は私が思っているよりずっとずっと強い人でした。
大切な人に知っててもらえる安心感。
もっと早く相談していればよかったって思えるくらい、ほっとしました。