放射線の副作用
放射線治療25回終了。
残すところ5回のピンポイント照射のみまで来ました。
副作用ようやく出てきたので記録します。
*かゆい
脇の下がかゆいです。衣服と擦れる場所だからかゆくなりやすいとか。
保湿が一番とのことで、特に医薬品でなくてもよいのでニベアなど塗ってくださいとのこと。
もともとニベア愛用してるので使ってます。
*日焼け
ペンでマーキングした枠にくっきりと日焼けが。
でも普段の日焼けみたいな感じではなく、何となく全体的に熱を持った皮膚と毛穴に色が付いた感じです。
遠目ブツブツに見えて怖い…
*怠さ、疲れ
副作用なのか通院疲れなのか分からないけど、かなり疲れています。
眠いわ〜つねに。
*ふらつき
治療後2時間くらいフワフワします。
でも倒れるとかは無いです。
副作用は総じてこんな感じです。
私は日常生活に支障が出るほどの副作用はありませんでした。
あと5回なので特に変わらないと思われます。(と信じている。)
他に困ることと言えば、体にペンでマーキングしているので、かなり洋服を選ぶということ。
結構目立つので、首がつまっている服しか着れず、また治療は台に乗るのでスカートは不便でパンツしか履けず、服がかなり制限されます。
ペンが服にも移りやすいので、服への色移り防止と、マーキングが透けないようにUNIQLOの黒のキャミを必ず下に着ていました。
UNIQLOのキャミ、全然透けないのでオススメです。
ちなみに治療が始まる前に、運動もOKだし、好きなことしてくださいと言われたけど、そんな余力はありませんでした。
結局食欲は減退しないし、むしろ食欲の秋だし、美味しいものばかり食べてたら太りました。またもや!
でもこんな生活もあと少し。
いよいよ標準治療終了までラストスパートです。
終わったら本気でダイエットしなければと思います…
膝が痛すぎる件
ここ数週間、とにかく膝が痛い。
体力つけるために自転車買って乗りはじめたせいかと思っていたけど、日増しに痛みは倍増。
自転車を休んでみたりしたけど、どうやら自転車のせいでは無い模様です。
ちょっとした階段登るのも激痛だし、地べたに座って立ち上がる時なんて、這いつくばってアイタタ。
これ、ホルモン治療の副作用らしいんです。
タモキシフェンは前も飲んでいたし、その時の副作用はホットフラッシュくらいだったから、完全に想定外です。
私には副作用の関節痛は出ないものとばかり…
足が痛くなると、もう、あのドセタキセルの悪夢を思い出します。
私の闘病の思い出(まだ終わっていないけれども…)の中でワースト1位の記憶はドセタキセルで数ヶ月歩けなくなったことです。だから足に不具合が出ることが本当に恐怖です。
二度とあんな思いはしたくないもの…
これきっかけで、漢方医に通ってみようかなと考えています。漢方はどの病院でも処方してもらえるのだけど、専門医に行ってみたい。
漢方が副作用に効くという噂を聞いたのと、ちゃんとした研究機関の漢方専門医に体質とか総合的に診てもらいたいなと思って。
ただ、今漢方医に通い始めると3つの病院の掛け持ちになる。
・乳がん→乳腺専門クリニック
・放射線治療→総合病院
・副作用対策→漢方医 *New!!
通院だけで疲れそう。
さすがに体力が持たないから、放射線治療が終わるのを待って動き出したいと思います。
それまでは膝は痛いけど我慢する。
なんとか改善していくことを祈りながら。
放射線治療は1日もサボることなく、こなしています。当たり前だけど。
まだ日焼けも見当たらず、副作用はとにかく疲れっぱなしで体力が戻らないことくらいです。
毎日本当に眠い…
ようやくあと2週間まで来ました。
最後までがんばるぞっと。
放射線の影響いろいろ
放射線治療を受ける前に受けた説明の中で、いくつか今まで知らなかったことがありました。
今まで知らなかったのですが、放射線を当てることができるのは、基本的には一つの部位1回(1クール)なんだそうです。
線量によっては出来る場合もあるらしいのですが、私の場合は2回目はないということに。
今回、手術した側の乳房や脇の下、鎖骨に放射線を当てているのですが、となると今後もし同じ側の乳腺に再発した場合は放射線治療は出来ないということになります。
まぁ、それを予防するためにやっているんだから仕方ないのだけど。
そしてもうひとつ知らなかったことは、放射線を当てた方の乳腺は母乳が出なくなるそうです。
知らなかった!
治療が始まる前、診察で医師に出産を考えているかと聞かれました。私の年齢でこの病気になると避けて通れないこの質問。
今の時点では考えていませんと正直に答えたところ、いずれは可能性ありますよねと。
でもホルモン治療が今後5年続くと考えるとやっぱり妊娠や出産は考えられないなというのが私の気持ちだったけど、いつ考えが変わるか分からないし、頑なになる必要もないので、可能性はあるかもしれませんと答えました。
こういう話ってすごいセンシティブなんだけど、なんだか人ごとのように考えてしまう自分がいます。
それでも医師が聞くのは、やっぱり重要なことだし、ちゃんと考えなきゃいけないことなんだろうな。
でも今はそこまでは考えられない。
自分のことを考えるので精一杯!
となって考えるの終了。
そして担当医より、
「副作用や体への影響はありますが、それを考慮しても、放射線治療をやる意味は大きいです。」
と放射線治療が始まる前に言われました。
この言葉が全てかなと思います。
意味があるならやらねば。
だいぶ疲労が溜まってきて、夜は気付いたらそこらへんで寝てるし、朝は起きるのが苦痛すぎるし、喉がやられたりもしていますが、気合い入れてしっかり治療していこうと思います。
放射線治療の途中経過
放射線治療も2週間経ち、これといった副作用もなく毎日通院しています。
副作用かも?と思われる症状は、
*とにかく疲れる
毎日会社の前に寄っているから、体力的に疲れるのは当然です。
*乾いた咳が出る
急激な気温の変化のせいかもしれないし、放射線のせいかもしれない。
本当にこれくらいです。
週に1回の診察で相談したところ副作用ではないでしょうとのこと。
毎日の通院は本当に疲れる!
もう病院行って会社行って家帰ってバタンキュー。土日もひたすら寝る。
あと4週間…乗り切らねば!!
治療自体は全く何も感じないです。
レントゲン撮ってるのと同じような感じで、見えないサムシングが体を抜けているんだろうなぁ。
毎日同じ時間に通うので、顔ぶれもだんだん分かってきました。
でも同世代は1人もいない…
おじいちゃま、おばあちゃまの中に一人ぽつん。
心の中で仲間意識が芽生えながら、ほっこりしています。
そして放射線技師の方たちの動きに毎回感心してしまいます。すごいプロフェッショナル。
一瞬、放射線技師を今から目指そうかと思ったくらい。
しかし調べたところ、四年制大学か三年間の専門学校に通わねばならず、学費で考えると国立じゃないと厳しい感じで、しかも理系。
そもそも大学受験は英語と小論文しかやっていない私にとってはイバラの道過ぎて、一瞬の気の迷いで終わりました。
でも本当に素晴らしい職業だなと思います。医者も放射線技師も。
この病気になるまでほとんど知らなかったから、知れてよかった。
実はここのところ、本当に心に余裕が無くて、五月病みたいな感じ。
仕事が忙しすぎるのと通院疲れが原因だとは思うのだけど。
なんか全てが嫌になってしまって、仕事も通院も全部投げ出して逃亡したいなって気持ちになったり。
ある程度の治療が進み、ここまで一心不乱に闘病に仕事にと走り続けてきたから、頭と心が疲れきっているんだと思います。
こういう時は何やってもダメだから、日々淡々と過ごして、メンタルが元通りになるのを待ちたいと思います。
きっと放射線治療が終わる頃には元に戻っているはず。
頑張りすぎない程度に引き続き頑張ろうと思います!
放射線治療〜初診
紹介状、PET検査結果、MRI検査結果を事前に病院へ持ち込み、初診へ。
まず担当医の診察からスタート。
詳しい説明を受け、治療についてしっかり話をしました。
手術痕を確認してもらったのですが、傷口がきれいだと驚いていました。
どんな状態が普通なのか知らないから基準がわからなかったけど、なんか安心。
自分で見ている限り、あきらかに前よりはサイズダウンしてるし、なんだか皮膚の血色悪いし、綺麗なのか分からなかったけど、経過良好な様子。
診察が終わると、次はCT検査です。
CT検査では、実際放射線を当てる場所を放射線技師の方が確認します。
放射線を当てる場所ってすごく重要らしく、ズレたりしないようにペンで皮膚にマーキング。
さらに治療開始日まで消えないようにと、タトゥーシールのようなものでマーキングしました。
少しでも放射線が肺に当たったりすると肺炎になったり、はたまた腕に当たったりすると手がしびれたりするそうなので、マーキングはかなり重要らしい。
検査後はナースの方と治療スケジュールについて相談しました。
働きながら治療している人が多いそうで、朝一はかなり混んでいるとのこと。
幸い私は仕事の融通が利くほうなので、少しずらして通院することになりました。
私の場合は、まず全体に25日間放射線を当て、プラス5日間、腫瘍があった場所にピンポイントで当てます。
合計30日間、土日祝日を除く平日毎日通うことになります。
7週間も毎日病院に行かなきゃいけないと思うと大変ですが、手術が終わってから2ヶ月、ホルモン治療しかしていなくて少し不安だったから、新しい治療が始まるのは正直嬉しいです。
治療している間は安心できる。
実際の放射線治療は1週間後から開始することになりました。
CT検査の結果を見て放射線医の先生が治療計画をちゃんと立ててくれるそうです。
予約するときはグダグダすぎて色々不安になったけど、医師、放射線技師、ナースの連携がしっかりしていて、何より患者と向き合う姿勢や、かなり詳しいところまで時間をかけて説明してくれる態度にすごく安心したし、この病院を選んでよかったと思えました。
初診が終わり、お会計へ。
大きい病院はそうなのかもしれないけど、お会計の待ち時間が長くて驚き。
時間が勿体無いので、次回からパソコンを持ってきて仕事しながら時間をつぶそうと心に決めました。
なお初診のお会計は、約5,000円です。
これからの放射線治療は一回あたり5,000円くらいらしいので、30回で15万ほど払うことになるそうです。
まぁ高額医療費制度もあるし、生命保険もあるし、お金の心配はありませんが、がん治療はお金が本当にかかるなぁ…
治療が始まったら、また副作用などアップデートしたいと思います!
放射線治療スタート
お久しぶりになってしまいました。
もう仕事が…前にも増して忙しく…目がまわって魂が抜けかけています。
どえらいミスしたりして、自分のせいでもあるのですが…
早くこの状態から抜けたい…
※LINEスタンプ参照
そんな中、術後2ヶ月というタイミングで、放射線治療を開始することになりました。
私が通っているクリニックには放射線治療の設備が無いので、放射線治療の間は他の病院に通うことになります。
どこでも好きな病院に紹介状を書いてくれるとのことで、今回どこの病院に行くか迷いました。
今回私の病院選びの条件は、
・毎日通うから通勤がしやすい場所にあること
・評判の良い医師や放射線技師がいること
・総合病院であること
でした。
私は抗ガン剤治療も手術も全て、乳腺専門クリニックで行ないました。
専門医なので何をするにも対応も早く、予約も取りやすく、待ち時間もゼロという、本当にありがたい環境。
でも今回、放射線治療を受けるにあたり、なぜ総合病院を選んだかというと、今後のことを考えて、総合病院に乳がんに関しての繋がり持っておきたかったからです。
今後、もし再発して、遠隔転移だったりした場合、総合病院で治療することも視野に入れなければと思って。
そんなことあったら困るし、絶対に嫌だけど、乳がんは再発や転移の可能性もあるといろんなところで目にしてしまい。
そうなった時、すぐに対応できるようにって思って。
考えすぎかもしれないけど、たぶんこういう心配は乳がん患者あるあるだと思います。
こうやって一生心配しながら生きていくのかと思うと少し悲しいけど仕方ない。
そのときはそのときだ。
というわけで病院を決め、書類が揃ったので予約センターに電話して予約します。
予約センターは平日のオフィスアワーしかやっていないので、昼休みに電話をしますが、まぁ電話が繋がらない。
大きい病院って予約も大変なのね。
ようやく繋がったと思ったら、予約センターが放射線科の予約に不慣れすぎて、しどろもどろ。
そのまま放射線科へ転送され、今回の治療に関して直接説明。
予約は予約センターでしか取れないらしく、また予約センターに電話を戻された瞬間電話が切れる。がーん…
再度電話をかけるも繋がらない…
掛け直してもこないし…
結局振り出しに戻る…
このやり取りで病院選び間違ったかなとかなり不安になりましたが、最短日に予約を入れてくれ、初診に向かうことになりました。
続く…
脱毛アップデート3
抗ガン剤の最終回から2ヶ月とちょっと。
看護婦さんいわく、私はあまり抜けない方だったそうです。眉毛もまつ毛もかなり残ったねと最後の抗ガン剤の日に言われました。
でもつるっつるでしたけどね。
もう脱毛の時期は終わってしまい、今回からは発毛アップデートになります。
失われし毛は順調にカムバック中!
眉毛&まつ毛も結局2割を残してそれ以上は抜けず、今は眉毛は結構生えてきています。あと1ヶ月もすれば元通り描くこともなくなりそう。
まつ毛は眉毛よりは遅くて、少しずつ毛が育ち始めています。早くまつエクに行きたい!!
前回すでに生え始めていた髪の毛も少し長くなって長いところで3cmくらいのほわほわとした毛が頭全体を覆っています。
手触りが良くて触ってしまう。
体毛も細い毛ではあるけれど戻ってきてしまったー!
気づいたら毛が生えてます、あちこち。
特にもみあげまわりの成長著しです。
もみあげが無いと変に目立って髪が結べなかったので、これで耳出して髪を結べるようになるかも。
髪があった頃は、いつも何かしらヘアアレンジしていました。結べるようになるの嬉しいなぁ。
そして毛が生えるのと同時に、毛穴も戻ってきてしまいました。
抗ガン剤の頃、本当にお肌がツルツルで、人生で一番お肌のコンディションが良かったのですが、あっという間に元通りに。
これからはスキンケアを以前以上にしっかり行っていきたいと思います。
取り戻せ、ツルツルお肌。